【初心者】CTRPFとは?使い方まで解説
※この記事の対象者は、既に本体改造を済ましている方を限定に書いています。
※ゲーム機の改造、またそれに当たる行為をする際は自己責任の上行ってください。
※CFW化したゲーム機の販売、違法ダウンロードしたゲームのプレイ、無許可でのゲームデータの流布もしくは譲渡、改造した状態でオンラインゲームをする等は全て法律に抵触する犯罪行為なので、必ず行わないでください。また本動画では上記の犯罪行為を助長する動画ではありませんのでご理解お願い申し上げます。
今回は、「本体改造を終えたもののゲームデータを弄ってみたい!でもどうやってやるんだろう...」こんなお悩みを持つ人向けにゲームデータを改造できるツールをご紹介し使い方まで解説していきます。
目次
CTRPFとは?
CTRPF(CTRPluginFramework)は、そのビデオゲーム内で特定の値を変更できるようにするアプリケーションです。
普通ならデバッガーなどのツールを必要としますが、CTRPFを使えば容易にそのビデオゲーム内に変化を与えることができます。
ちなみにRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)はメモリ領域を意味しますが、後ほど詳しくまとめますのでここでは"メモリ領域"とだけご解釈ください。
CTRPFの導入手順
以下のzipファイルをダウンロードし解凍してください。
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3DSからSDカードを抜き、お手元のパソコンに挿入します。
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解凍したCTRPF_Startupフォルダのboot.3dxとboot.firmをSD直下に上書きします。
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SD直下にあるlumaフォルダにpluginsフォルダを作成し(既存でない場合)pluginsフォルダに解凍したCTRPF_Startupフォルダのdefault.3gxを配置します。
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パソコンからSDカードを抜き、3DSへ挿入します。
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起動できましたらホーム画面で、L+↓+SelectでRosalinaメニューを開きPlugin Loadr:を[Disabled]から[Enabled]に変更し、BでRosalinaメニューを閉じます。
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お好きなゲームを起動し、すぐに画面上部に水色のライトが一瞬光ればCTRPFの読み込みは完了です。
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数秒ほどで画面上部右下にPlugin ready!が表示されましたらいつでもCTRPFの起動ができる状態です。
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Selectボタンを押して起動してみましょう!
CTRPFの機能と使い方
ここではCTRPFの機能と使い方を解説していきます。
Favorite(お気に入り)
メインメニューの下部画面に、[Favorite]ボタンがあります。このボタンは複数のフォルダやチートをお気に入りリストに登録できます。そのためお気に入りに登録したフォルダやチートは素早くアクセスできます。
ある程度、フォルダやチートが多くなってくるとどうしても手間がかかるようになってしまいます。手間を減らしたいときに[Favorite]ボタンは有効でしょう。
しかし、使い道がほとんどないため通常は無視で構いません。
Game Guide(ゲームのガイド)
メインメニューの下部画面に、[Game Guide]ボタンがあります。このボタンはゲームのガイドを.txt形式で表示できます。
しかし、使い道がほとんどないため通常は無視で構いません。
ActionReplay(アクションリプレイ)
メインメニューの下部画面に、[ActionReplay]ボタンがあります。このボタンは自作チートの編集を行えます。CTRPFの中でもトップ3に入る優秀なボタンです。
[ActionReplay]では、大まかに下記の機能があります。
初期画面では+だけがあり、でコードとフォルダを追加できます。
コードを選択すると画面下部にキーボードが表示されますので、適当な英数字を入力しエンターキーのボタンを選択すると入力した英数字がコードの名前になって追加できます。
追加したコードにカーソルを合わせると画面下部に機能が増えます。
[ActionReplay]の画面下部の機能
追加または編集するコードに対してカーソル合わせを選択すると、そのコードを削除できます。
しかし、削除したコードは復元できませんのでご注意ください。
追加または編集するコードに対してカーソル合わせを選択すると、[Name],[Note],[Code]があります。これらは名前を変更、ノートを追加・編集、コードの編集することができます。
[Code]を選択するとCode Editor画面にアクセスでき、ここでコードの編集を簡単に行えます。
追加または編集するコードに対してカーソル合わせを選択すると、そのコードを切り取りできます。切り取ったコードは内部の保存域に保持されますので、はりつけ機能が増え、好きなところに貼り付けできます。
追加または編集するコードに対してカーソル合わせを選択すると、そのコードを真下に複製できます。
コードの複製は、作業効率のためよく使うので非常に便利な機能と言えるでしょう。
チートを実行
追加または編集するコードに対してカーソル合わせAボタンを押すと、✅がつくのでCTRPFを閉じればチートの実行がされます。
他に、外部のタイトル(ゲーム番号).txtファイルを読み込んで使う場合もあります。
実は、[ActionReplay]はタイトル.txtを新規作成し、その.txtファイルにコードの追加・編集します。そのファイルは、SD直下のcheatsフォルダにあり、そこのタイトル.txtをActionReplayは読み込みます。
別のタイトル.txtを読み込みたい場合は、画面下部にあるを選択します。
Mapper(総合情報活用環境)
普通に使っていて使う機会がないのでほぼ無視で構いません。
Search(サーチ)
メインメニューの下部画面に、[Search]ボタンがあります。このボタンは特定の値をサーチでき、変更できる優秀な機能です。ある程度、CTRPFを使い慣れてきた中級者の方々はこの機能をほぼ使い、独自で値の解析を行っています。
[Search]を使い特定の値を解析し、コード化することで随時コードを実行でき、編集も容易です。また、機械の知識がアップグレードされ、学びにもなりおすすめの機能と断言できます。
例えば、ゲームのレベルを最大にしたい場合などに[Search]は有効です。値を解析し、その値のアドレス(値の場所)を知ります。
アドレスさえわかってしまえば、そこの値を変更するだけですので簡単です。
しかし、[Search]は最初難しく思うかもしれません。ですが、慣れが勝つので徐々に扱い慣れていきましょう。
Tools(設定)
[Tools]には、さまざまな機能がありますが代表的な機能を下記にまとめます。
初心者のうちはいろんな機能に触れてみたいものですが、逆に言えば恐怖心もありまよね。「変な画面になった!どうしよう...」なんてことが多いでしょう。
ですが、安心してください。ここでは初心者が最低限知っておきたい[Tools]の機能をお伝えします。
Hex Editor
CTRPFではHex Editorと訳されますが、正式名称はバイナリエディターです。人によりますが、「バイナリ」と言う人もいれば「ヘキサエディタ」と言う人もいます。お好きな読み方で構いません。
この機能についての記事を書きましたので、ぜひご参考ください。
「準備中...」
Screenshots
こちらの機能を使うことで、ゲームのスクリーンショットを撮ることができます。
Screenshotsを選択するとスクリーンショットメニューへ遷移します。ここのメニューには、Change screenshot settingsとScreeenshot: Start, Both screensがあります。
Screeenshot: Start, Both screensに✅を入れ、CTRPFを閉じスタートボタンを押してみてください。
画面下部の上部に緑枠で[CtrApp - <title(ゲーム番号)>] - Screenshot - XXX.bmpが表示されればスクリーンショットを撮れたと言えるでしょう。
Setting
Settingでは、CTRPFの起動のボタン設定などを行えます。
Settingを選択すると設定メニューへ遷移します。ここでは、起動時のボタン設定だけをお伝えします。
Change menu hotkeysを選択すると画面下部にボタン一覧が表示します。最初はSelectに✅が入っていますが、SelectではなくZLまたはZR(New型のみ)に設定したければ、Selectの✅を外し、ZLまたはZRに✅を入れましょう。
設定後、閉じる場合は設定したボタンになりますのでご理解ください。
Shutdown the 3DS
この機能は3DSをシャットダウンできます。あんまり使いませんが、用途に応じてご使用をご検討ください。
Reboot the 3DS
この機能は3DSをリブート(再起動)できます。あんまり使いませんが、用途に応じてご使用をご検討ください。
CTRPFを扱う上で最低限知っておきたいIT用語
ここではCTRPFを扱う上で最低限知っておきたいIT用語をまとめていますので、あなたがCTRPFで「なんりゃこれ!!」となる回避になるかもしれません。
進数
高校数学では、n進法がありますよね。機械の内部を見るとき・触れるときは進法を理解していなくてはいけません。これを聞いてあなたは「うわ!学苦手なんだよね...」と思ったでしょう。
しかし、計算をする必要はほとんどありませんのでご安心ください。仮に計算しなくてはならない場合は電卓を使えばよいのです。
CTRPF上で扱う進数は以下があります。
2進数
2進数宇は「0」と「1」の組み合わせで表現されます。
プロフラムは、最終的にはコンピュータが理解できる機械語に変換され、そのとき2進数にコンパイルされます。
2進数を知っているだけでビットを理解でき、今後CTRPFを扱う上で強みになります。
16進数
16進数は「0」から「9」までの数字と「A」から「F」までのアルファベットの組み合わせで表現されます。10進数で16になるなると桁上がりします。
CTRPFでは16進数しか扱いません。そのため、16進数について詳しくなり強くなります。
ビット(bit)とバイト(byte)
3DSは32ビットのCPUで、専門的に言えば1つの汎用レジスタ(一時的な値を保持する箱)の大きさが32ビットなのです。
現代のコンピュータは64ビットが主流ですが、昔の技術ではゲームのCPUは32ビットが主流でした。
ビットは情報量の単位で、二進法に用いる符号です。また、バイト(byte)はビットのサイズです。
「1ビット=8ビット」という考え方をされ、32ビットなら4バイトです。
CTRPFでは、Code Editorと[Search]Hex Editorで用いります。
ここの理解がはじめは小難しいですが、あとあと生きてくる知識になりますので、ぜひ抑えておきましょう。
RAM(Random Access Memory)
メモリはよく作業台に例えられ、RAMメモリ(一時的にデータを)は読んだり書き込んだりができる特徴を持ちます。しかし、電源を切れば一時的なデータは消えます。
ROM(Read Only Memory)
逆にROMメモリ(システム)は、読んだりはできても書き込んだりはできない特徴を持ちます。RAMとは真逆で電源を切ってもデータは消えません。
アドレス(Address)
アドレスは番地や住所、場所など人によって違う言い方をしますが、意味は同じです。
IPアドレスやMACアドレスなどとは違いここで言うアドレスは、メモリ上のアドレスです。
アドレスが関連してくるとポインタが関わってきますが、アドレスは値がある場所に過ぎません。そして、アドレスがわかっていればそこに好きな値を入れれたりするなどの変更が可能です。
まとめ
今回は、初心者向けにCTRPFとは?から使い方までを解説してきました。
はじめは、導入が少し大変ですがCTRPFの機能は優秀で、使い慣れればスムーズにCTRPFを扱えるようになります。
そして、CTRPFを扱う上で最低限知っておきたいIT用語で、あなたのIT知識はアップグレードされたと思います。はじめはちんぷんかんぷんでも扱っていく上で慣れてくるものですので、時間をかけて使入れましょう。
これらは後々あなたがプログラミングに興味を持ったとき、組み込み言語(C言語など)で絶対役に立つと思います。
ここまで読んで頂けて感謝いたします。
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